【教師歴10年が解説】教師に向いている人、向いていない人とは?決め手はこれだ!
- 教師になりたい気持ちもあるけど・・・
- 教師はブラックって聞くし・・・
- 自分って向いているのかな?
教師になりたいと思っても自分って向いているのかなと思っている人はいませんか?
これから、人生の多くの時間を費やす仕事について考える人は多くいることでしょう。
この記事では、教師歴10年である私が教師に向いている人と向いていない人について説明します。
私自身、教師に向いているのかと考えることは多くありました。しかし、今では教師になってよかったと思っています。
この記事を読むと、教師に向いている人がどんな人か理解でき、教師になる前にやっておくといいことも理解できます。
教師の仕事とは?授業だけではない!
教師の仕事は授業で児童生徒に教えるだけではありません。
例えば以下のようなものがあります。
- 学校生活における生徒の指導
- 学校生活に関わる書類の作成
- 保護者とのコミュニケーション
学校生活における生徒の指導
学業はもちろん、生活や進路に関する相談にも応じて、生徒の総合的な成長を支援します。個別の問題や悩みに対しても対応します。
例えば・・・
- 授業をして、勉強を教える
- 学級の運営(学級経営)
- 生活についての指導
- 生徒の悩みを聞き、解決策を模索
- 体育大会などの行事の指導
- 部活動の指導
学校生活に関わる書類の作成
児童生徒がよりよく生活するために、職員での会議を行ったり、日々の授業のプリントを作成したりと意外と書類作成が多いです。
例えば・・・
- 授業プリントの作成
- 学級や学年、学校の経営していく上での指導計画の作成
- 職員会議の提案する文章の作成
- 通知表の作成
保護者とのコミュニケーション
保護者とのコミュニケーションを通じて、生徒の学習状況や生活態度について報告し、協力を得ます。
例えば・・・
- 欠席生徒への連絡
- 三者懇談などの面談
- 進路相談
- 問題行動があった生徒への連絡
- 生徒が成績や成果をあげたときの連絡
教師に向いている人とは?どんな人が向いているの?
教師にはどんな人が向いているのか。以下の要素がある人は向いています。
- 子どもが好きな人
- 教えるのが好きな人
- 人と関わるのが好きな人
- 人の成長を喜べる人
- 人の良さに気づける人
- 好きなことがある人
子どもが好きな人
教師は子どもと関わるのがとても多い仕事です。1日の大半を子供と関わるのですから、子どもが好きな人はそれだけで教師向きな人。
子どもが好きだから、情熱を注げます。
子どもが好きだから、頑張ろうと思えます。
1日の大半を子どものことを考えて、仕事をするわけですから、子どもが嫌いなら苦痛ですよね。
私の元同僚で子どものことはあまり好きではないけど「教員免許を持っていたから」という理由で、教師になった人がいました。
その人は、「面白くない。」「楽しくない。」「時間の無駄な気がする。」という理由で2年で辞めていきました。
やはり、子どもが好きというのは、教師に向いている才能です。
教えるのが好きな人
教えるのが好き。楽しいという人でなければ教師は向いていません。
人に教えて喜んでもらったり、ありがとうと言われたりすることで、自分も楽しい嬉しい気持ちになる人は、教師に向いています。
自分も楽しい嬉しいという気持ちを大切にしていくと、どんどん教えることも上手くなってきます。
教師といっても・・・
- 小学校
- 中学校
- 高校
といろいろな校種の先生がいます。
私は中学校の経験が長いのですが、どの校種においても人に教えることが好きな人はいい教師であるように感じます。
好きこそものの上手なれという言葉もあります。
教えるのが好きな人は、教え方も上手くなっていき、教えた人と共に成長していける教師になれるでしょう。
人と関わるのが好きな人
教師は人と関わることが多い職業です。
授業に行けば、約30人〜40人の子どもと一度に関わります。中学校や高校であれば、複数のクラスを受け持つので、1日で100人以上の子どもと関わります。
そして、その子どもには保護者がいます。保護者の年齢層もさまざまです。そんな保護者と家庭訪問や電話連絡、三者懇談など、保護者と関わることも定期的にやってきます。
そして、職員室では自分より年上の同僚、年下の同僚と関わります。
そんな同僚とコミニケーションをとり、同じ方向を向いてそんな子どもたちがより良くなるように教育に携わっていきます。
教師は関わる人も、年齢層も多種多様です。
人間が好きな人は、それだけで教師に向いています。
人の成長を喜べる人
人の成長を自分のことのように喜べる人は教師に向いています。
教師をしていると、子どもが良くも悪くも変わる瞬間が訪れます。
その子どもが変わる瞬間に対して、感情の変化がないようなら、教師に向いていません。
- 良いことに対しては、それをしっかり褒めたり認めたりすることで、人は成長します。
- 悪いことに対しては、それを叱ったり、諭したりすることで人は行いを改めてます。
人の成長を喜べる=人の変化に感情が動く人は、子どもが変わる瞬間に、しっかり褒めたり叱ったりできる人です。
人の成長を喜べる人は、しっかり子どもに指導できる人なので、教師に向いています。
人の良さに気づける人
人の良さに気づけることも教師として大切なポイントです。
教師は子どもの良さに目を向けて、教育していかなければなりません。経験上、子どもの悪いところばかりに目が入ってしまい、叱ったり注意してばかりになったりします。
叱ったり注意したり繰り返すことで、子どもを萎縮させ、子供との関係が悪くなり、学級が崩れていきます。
子どもたちが生き生きとした学校生活を送るには、その後の良さに目を向け、認めていく必要があります。
- 挨拶を大きな声で言える元気な子だな
- 気づいてゴミを拾える優しい子だな
教師は小さいことでもいいので、良さに気づき、認めてあげることが必要。
日頃からあの人は、こんないいところがあるなと良さに目を向けられる人は、教師に向いています。
好きなことがある人
好きなことがある人も、教師に向いています。
小学校の教科は、国語、算数、理科、社会、生活、音楽、図画工作、体育、外国語など
中学校の教科は、国語、数学、理科、社会、英語、音楽、美術、家庭、技術、体育、英語など
高校の教科は、理科でも、物理、化学、生物、地学と細かくなります。
- 音楽が好きならば、音楽の先生。
- 虫が好きならば、理科の生物の先生。
- 小説が好きならば、国語の先生。
と入ったかたちで、好きなことを仕事にできます。
音楽が好きで、ミュージシャンとなり音楽で食べていこうと思うと一握りの人しかなれません。
しかし、音楽の先生であれば、音楽で食べていけるミュージシャンになるよりも可能性は高まります。
最近は、教師不足と言われ、学校は人手不足になっています。教師になれる可能性は高まっています。
好きなことがある人は、そのことについて、熱く語れるので、子どもも興味を示します。
好きなことを熱く教えると、子どもも興味深い楽しい授業になっていくものです。
好きなことを仕事にしたい人は教師が向いています。
教師に向いていない人とは
教師に向いていない人は、子どもとの関わりが嫌いな人です。
私は教師になりたいという気持ちがあるのなら、チャレンジすることをオススメします。
私自身、教師歴は10年ですが、どんどん仕事が楽しくなっていきました。
初任者(新任教師)の頃は、生徒と関係を上手につくることができず、悩んだ時期もありました。
しかし、経験を積むにつれて・・・
- こんな生徒には、こうやって対応しよう。
- こんな生徒には、こんな言葉がけをしよう。
など、自分なりのやり方をつかんできました。
私自身、子どもが好きで、やりがいを感じていたからこそ、10年続けられたと思います!
逆に、嫌いであったら、すぐ教師という仕事を投げ出していたでしょう。
それだけ教師という仕事は、子どもとの関わりが好きであれば、向いています。
子どもとの関わりが嫌いであれば、向いていません。
迷ったら、教師になろう!!
私は、迷ったら教師になることをオススメします。
教師はブラックだとか、残業ばかりで給料は安いなんて話をよく聞きます!私自身、そう思った時もありました・・・
しかし、教師という職業を10年続けてきて、よかったと思うことが数多くありました。
子どもとこんなに密接に関わり、成長を間近に見ることができる職業はありません。
経験を積むほど、毎日が楽しくなってきました。
教師になろうか迷っている人はなろうとなることをオススメします。
教師になる前にしておくといいこととは?
私は教師になってから、もっとやればよかったと後悔したことがあります。それは読書です。
教師になってから、自分の読書量の少なさに後悔しました。
教師になってから、自分の知識や経験を話すことがよくあります。
その時に経験を話すことはできます。
しかし、新任教師の経験は少ないので、話す内容はどうしても浅くなります。
知識の面でも私はあまり話せることがなく、困りました!
今は時間を見つけて読書しているので、知識もそれなりに増えてきました。
しかし、若い頃にもっと読書すればと思っていることは多くあります。
ぜひ、教師になる前に読書することをオススメします。
まとめ
この記事では、教師に向いている人も向いていない人を紹介しました。
教師を10年した私の経験上、教師は経験を積めば楽しくやりがいのある職業です。
この記事を読んで、向いていると感じる項目が一つでもあれば、教師として働くことを考えてみましょう。
きっとやりがいを感じて、楽しい人生になるはずですよ。
教師以外の仕事も気になるという方!jobuddy(ジョバディ)というサイトにまとまっています。是非参考にしてください!!