【歴10年が解説!!】教師の1日の流れとは?中学校教師の実際のスケジュールも公開!
- 教師ってどんな感じで1日を過ごしているの?
- 教師はブラックって聞くけど、帰りは遅いの?
- どんな感じで1日を過ごしているか知りたい!!
教師になりたいと思っても実際、どんな感じで1日を過ごしているか気になりませんか?
この記事では、教師歴10年である私が小学校、中学校、高校の教師の1日のスケジュールを解説します。
私自身は中学校の教師ですが、小学校と高校の教師に友人や知り合いがいるので、そちらから聞いた情報を発信します!!
この記事を読むと、教師の1日の流れが理解でき、教師に対するイメージをもつことができます。
結論、児童生徒が登校前から出勤して、放課後も会議や部活動があり、忙しくも充実した日々を過ごしています。
小学校の教師 1日の流れ
小学校の教師の1日の流れは、学校や地域によって異なることがありますが、一般的には以下のようなスケジュールになります。
1. 登校前準備
早朝到着:授業開始前に学校に到着し、授業、朝の会などの準備を行います。
確認事項:欠席者からの連絡を受けたり、管理職や教務主任などから伝達事項を確認します。
2. 朝の活動
朝の活動の指導:朝に行う活動があれば、指導します。例えば、児童会が行うあいさつ活動や朝読書などがあります。
教室で宿題のチェック:登校した児童から宿題や連絡帳を提出させ、チェックしていきます。
朝の会:朝の会で指導をします。ここでは、出欠確認や連絡事項の伝達、目標の設定、健康チェックなどを行います。
3. 午前の授業
授業:1コマあたり45分程度の授業を行います。高学年であれば、理科や社会科などが追加されます。
最近では教科担任制が進んでおり、空きコマになることがあります。空きコマがある場合、授業準備や職員会議の書類作成などを行います。
授業間の休み時間:多くの学校で2時間目と3時間目の間で20分程度の休み時間があります。その休み時間では、教室や校庭で遊ぶ生徒の様子を見守ります。また、トイレの付き添いや相談に応じることもあります。
4. 給食、昼休み
給食指導:配膳の指導や手伝いを行います。給食の時間には、生徒と一緒に食べ、食事のマナー、好き嫌いなどについても指導します。
昼休み:昼休み中も生徒が安全に遊ぶようすを見守ったり、一緒に遊んだりします。
5. 午後の授業
午後の授業:午前と同様に授業を行います。小学校の教師は、担任が自分で時間割を決めることができるので、午後には、保健体育など実技系の科目を持ってくることが多いようです。
6. 帰りの活動
清掃活動:生徒と一緒に教室や学校の掃除を行いながら、指導していきます。(昼休みの後に清掃活動がある学校も)
帰りの会:一日の終わりに帰りの会を開き、反省や連絡事項を確認します。
7. 放課後業務
会議・打ち合わせ:職員会議や学年会議などを行います。
授業準備:翌日の授業の準備や教材の作成を行います。
書類作業:成績表の記入や学級通信の作成などの事務作業を行います。
不登校児童の支援や欠席者連絡:学級に不登校児童がいる場合は、保護者への連絡や放課後登校の見届けを行います。
欠席者がいる場合も翌日の日程や体調のようすの確認をおこないます。
8. 退勤
退勤準備:一日の業務を終えた後、机の整理や翌日の準備を行い、退勤します。
小学校の先生は、授業だけでなく、その他の業務をこなしながら生徒の成長を支えています。そのため、一日のスケジュールは多忙です!
中学校の教師 1日の流れ
中学校の先生の1日の流れは、小学校の先生と同様に多忙です。以下は一般的な中学校の先生の1日のスケジュールになります。
1. 登校前準備
早朝到着:授業開始前に学校に到着し、授業、朝の会などの準備を行います。
確認事項:欠席者からの連絡を受けたり、管理職や教務主任などから伝達事項を確認します。
2. 朝の活動
朝の活動の指導:朝に行う活動があれば、指導します。例えば、生徒会が行うあいさつ活動や朝読書などがあります。
新型コロナの感染拡大で少なくなりましたが、朝部活の指導も行うことがあります。
朝の会:朝の会で指導をします。ここでは、出欠確認や連絡事項の伝達、目標の設定、健康チェックなどを行います。
3. 午前の授業
授業:1コマあたり50分程度の授業を行います。
中学校では午前中に空きコマが1〜2つ程度あります。その時間に授業準備や職員会議の書類作成などを行います。
授業間の休み時間:授業間に10分程度の休み時間があります。その時に、教室でも過ごし方も指導します。
4. 給食、昼休み
給食指導:配膳の指導や手伝いを行います。給食の時間には、生徒と一緒に食べ、食事のマナー、好き嫌いなどについても指導します。
昼休み:昼休み中も生徒が安全に遊ぶようすを見守ったり、一緒に遊んだりします。委員会やリーダー会などの活動の指導もすることがあります。
5. 午後の授業
午後の授業:午前と同様に授業を行います。
6. 帰りの活動
清掃活動:生徒と一緒に教室や学校の掃除を行いながら、指導していきます。(学校によって、昼休み後に清掃活動がある学校も。)
帰りの会:一日の終わりに帰りの会を開き、反省や連絡事項を確認します。
7. 放課後業務
会議・打ち合わせ:職員会議や学年会議などを行います。
授業準備:翌日の授業の準備や教材の作成を行います。
書類作業:成績表の記入や学級通信の作成などの事務作業を行います。
不登校児童の支援や欠席者連絡:学級に不登校児童がいる場合は、保護者への連絡や放課後登校の見届けを行います。
欠席者がいる場合も翌日の日程や体調のようすの確認をおこないます。
8. 退勤
退勤準備:一日の業務を終えた後、机の整理や翌日の準備を行い、退勤します。
中学校の先生は、また、思春期の生徒との関わりが深いため、心のケアや生活指導にも力を入れています!
高校の教師 1日の流れ
高校の教師の1日の流れは、担当科目や学校の方針によって異なりますが、一般的には以下のようなスケジュールとなります。
1. 登校前準備
早朝到着:授業開始前に学校に到着し、授業、朝の会などの準備を行います。
確認事項:欠席者からの連絡を受けたり、管理職や教務主任などから伝達事項を確認します。
打ち合わせ、会議:小中学校と比べると生徒が広範囲から通うことから、朝の時間に短い打ち合わせ、会議が入る学校もあります。
2. 朝の活動
朝の会・ホームルーム(HR):生徒が登校したら、ホームルームを開きます。ここでは、出欠確認や教師から連絡事項の伝達、日直や係からの連絡事項の伝達などを行います。
3. 午前の授業
授業:1コマあたり50分程度の授業を行います。中学校同様、空きコマがあることが多く、その時間で、授業準備や会議書類の作成などを行います。
授業間の休み時間:休み時間中は教室や校内を巡回し、生徒の様子を見守ります。生徒からの質問に答えたり、相談に乗ったりすることもあります。
4. 昼食
昼食:生徒が昼食を取る間、教員は職員室で昼食を取ることが多いです。生徒と一緒に食べる場合もあります。
昼休み:昼休み中も生徒が安全に過ごせるように見守ります。部活動の指導や個別相談、学習面での支援を行うこともあります。
5. 午後の授業
午後の授業:午前と同様に授業を行います。実験や実技、選択授業が含まれることが多いです。
6. 放課後の活動の指導
帰りの会・ホームルーム:一日の終わりにホームルームを開き、反省や連絡事項を確認します。
清掃活動:生徒と一緒に教室や学校の掃除を行います。
7. 放課後業務
部活動指導:部活動の顧問を務める場合、練習や試合の指導を行います。放課後の時間を使って活動が行われます。
会議・打ち合わせ:職員会議や学年会議などを行います。
授業準備:翌日の授業の準備や教材の作成、評価の見直しなどを行います。
書類の作成:成績表の記入や会議書類の作成、進路指導に関する書類の準備などの事務作業を行います。
生徒指導:生徒の生活指導や進路相談、問題行動への対応なども重要な業務です。
学習支援・補習:小中学校と異なり、放課後という時間が存在します。帰りの会、ホームルームが終わってから下校時刻まで時間があるのです。その放課後の時間を使い、生徒の学習支援や補習授業を行うことがあります。
8. 退勤
退勤準備:一日の業務を終えた後、机の整理や翌日の準備を行い、退勤します。
高校の教師は、専門科目の授業だけでなく、生徒指導や部活動の指導、進路指導、保護者対応などの業務をこなします!
中学校の教師の実際の1日のスケジュール
私の実際のある日のスケジュールを紹介します。
6:00 起床
7:00 出勤
7:30 学校到着
→出勤後、仕事を始める準備(パソコンのスイッチオンなど)
7:45 教室に行き、生徒のようすを見守る。
8:00 朝読書の指導:一緒に本を読む。
8:10〜8:20 朝の会
8:30〜12:30 午前中の授業。
※10:30〜11:20
空きコマで生活ノートと自主学習ノートを点検。授業プリント印刷。
12:30〜13:00 給食配膳、給食指導
13:00〜13:30 昼休み:教室で生徒の様子を見守る。
13:25〜15:15 午後の授業
15:20〜15:30 清掃活動指導:一緒に教室を掃除する。
15:35〜15:55 帰りの会
16:05〜16:35 部活動指導
〜16:50 下校指導
17:00〜17:30 授業準備をしつつ、欠席者に電話連絡。
17:30〜18:00 職員会議の資料作成。
18:00 退勤
18:30 帰宅
23:00 就寝
この日は、授業の空きコマが1つしかなかったので、このようなかたちでした。多くの場合、中学校であれば空きコマは2つ程度あります。
空きコマが多ければ、その分空きコマで授業準備などができるので放課後業務がなくなり、早く帰れることになります。
また、成績をつける時期になると通常の業務に成績業務がプラスされるので、遅くなることがあります。
まとめ
この記事では、小学校、中学校、高校の教師の1日のスケジュールを紹介しました。大まかなスケジュールは以下の通りです。
- 登校前準備
- 朝の活動
- 午前の授業
- お昼の時間
- 午後の授業
- 帰りの活動
- 放課後業務
- 退勤
どの校種の教師も忙しくも充実した1日を過ごしています。
私は、忙しくも楽しい毎日を送っています!
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教師は児童生徒の前で話すことが多くあります。知識があれば、それだけ説得力のある話をすることができます。
そのため、読書を習慣にするとよいでしょう!
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