【歴10年の理科教師が解説】1日10分でもいいから教師が読書をしないといけない理由5選
- 毎日が忙しい。
- 本を読む時間なんてない。
- 本を読むくらいなら寝ていたい。
多忙な教師の多くが、そんなふうに考えます。実際、私もそうでした。
しかし、教師歴10年になる私ですが、積極的に読書することで、児童生徒との関係も、同僚との関係も、残業時間も改善されました。
読書することはメリットばかりです!
この記事では、教師が読書をしないといけない理由5選を解説します。
多忙で忙しい教師ですが、読書をすることで生産性が上がり、指導力の向上につながります。
しかし、忙しい教師はなかなか読書できないのも実情です。そんな忙しい教師が読書するなら、オーディブルがオススメです。気になる方はこちらも確認してください。
教師と読書の関係とは
教師は生徒に読書することを勧めます。実際に私が務める中学校でも朝の10分間は朝読書の時間が設定されています。
そんな学生時代から読書に親しんでいる日本人はどの程度読書しているのでしょうか。
文化庁が出している『平成 30 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要』によると、約半数の日本人が読書をしていません。
1か月に大体何冊くらい本を読むかを尋ねた結果
「読まない」が47.3%,「1,2冊」が37.6%,「3,4冊」が8.6%,「5,6冊」と「7冊以上」がそれぞれ 3.2%となっており、1冊以上読むと答えた人の割合が52.6%である。
約半分の日本人が読書をしていないことがわかります。
過去の調査結果(平成 20,25年度)と比較すると、余り変化は見られない。
私の体感ではありますが、教師が読書している割合は更に少なくなるのではないかと感じています。
教師は生徒に読書することを勧めていますが、忙しさから読書できていない教師は多いと思います。
私が20代前半頃はほぼ毎日、深夜12時まで働いていました。そして、次の日は7時ごろには出勤しているという状況。
そんな状況で、読書するという方がむずかしいかもしれません・・・
読書するくらいなら寝たい。というのが本音でしょう。
しかし、私は教師だからこそ本を読まないといけないと考えています。
一般的に本を定期的読むことによって得たメリットは以下の通りです
- 知識の拡充:新しいトピックやアイデアに触れることで、豊かな知識を得られる。
- 語彙力の向上:多読は語彙力の向上につながる。
- 視野の拡大:さまざまなジャンルや視点からの情報を取り入れる。
- コミュニケーション能力の向上:豊かな知識と表現力はコミュニケーション能力の向上につながる。
- 批評的思考の促進:様々な視点から情報を吟味することで、批評的思考能力が向上します。
- 問題解決能力の向上:書籍から得た知識や経験は、問題解決能力を高めます。
- ストレス軽減:読書はリラックスできる時間を提供し、ストレスを軽減します。
- 創造性の刺激:新しいアイデアや物語は創造性を刺激する。
- モチベーションの向上:自己啓発や成長を促す書籍は、モチベーションを高めます。
- 学びの共有:読書を通じて得た知識や体験は、他者と共有することができ、コミュニティ全体の発展に貢献する。
などなど・・・メリットが多くあります。これは一般的な読書のメリットです。
教師はより読書のメリットを、仕事に生かすことができます!
教師が読書をしないといけない理由5選
教師にとって、読書量が教育の質の向上に大きく貢献します。
私は10年間、教師をしてきて、教師は読書をしなければいけないと感じた理由は5つです。
- ネタに困らなくなる
- 文章力、語彙力の向上につながる
- 話の説得力が増す
- 批判的な思考で教育活動に取り組める
- 残業時間が減る
ネタに困らなくなる
教師はアウトプットすることが多くあります。
- 児童生徒に向けて、話をする。
- 学級通信を通して文章で伝える。
- 職員会議で、同僚に伝える。
などなど・・・たくさんアウトプットする機会があります。
アウトプットするときに、ネタがなくなるということはよくあることです。
- 私も今日の朝の会で何を話そう‥
- また先生の話があるけど、どうしよう‥
そんなとき、私はよく読書して得た知識をもとに話をすることが多くありました。
最近読んだ本にこんなことが書いてあったんだけど‥
といった感じで、話すきっかけに使えます。
文章力、語彙力の向上につながる
文章をたくさん読むことによって、文章力が向上します。また、たくさんの人の文章に触れることによって、語彙力も上がります。
教師という仕事は、意外と文章を書くことが多い!
- 学級通信
- 職員会議の資料
- 授業プリントの作成
- 保護者へのお手紙
などなど・・・多くの場面で文章を書くことがあります。
普段から多くの文章に触れており、語彙力があるかどうかで、伝わる文章かどうか変わってきます。
文章力、語彙力がなくて苦労することはあっても、あって損することは少ないでしょう。
話の説得力が増す
説得力のある話ができるようになります。本は論理的に書かれています。読書を積み重ねることによって、論理的な話し方が身についていきます。
しかし、それよりも大きなメリットは本に書かれていた事実を紹介しながら、話すことができるようになることです。
根拠を示して話すと説得力が増します。それは誰でも感じることでしょう。
例えば・・・
⚪︎⚪︎という本には△△と書かれていたんだけど‥と話すだけで、聞き手としては説得力を感じます。
私の経験上ではありますが、ビジネス書や自己啓発本だけでなく、小説などの1フレーズを紹介しながら、話すだけでも説得力が増します。
本を示しながら話すことはおすすめです。
批判的な思考で教育活動に取り組める
教育の常識は世間の非常識という言葉もあるように、教師が常識だと考えていることは、常識ではないこともあります。
私はそういった教師の常識が積み重なって、今の教師の多忙化につながっているのではないかと考えています!
そこで読書することで多様な考え方、様々な世界に触れることができます。
読書で得た知識をもとにして、本当にこれでいいのかと考えたり、このままで正しいのかと見たり、批判的な思考をすることができます。
すべてのことに批判的なる必要はありませんが、変えていく・変わっていくために、必要な考え方です。
残業時間が減る
私の場合、読書をしていくうちに、次のような考え方に至りました。
- これってこのままで大丈夫か?
- 効率よくやるためにはどうしたらいいか?
これは批判的な思考が育っていったからだと思います。
そういった批判的な思考は、今ある仕事を効率的に取り組めるように考えたり、より効果的な指導法を考えたりします。
また、本で得た情報をきっかけに働き方が改善することがあります。
指導効果を維持しつつ、効率的な仕事方法を考えられるようになります。
読書する時間を生み出す魔法のツール
読書する時間がないのなら、Audible(オーディブル)がおすすめです。
オーディオブルであれば、通勤時間や作業をしながら、耳で読書することができるので、忙しい教師でも読書することができます。
私は、通勤時間を使って倍速で流しながら耳で読書しています。
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まとめ
この記事では、教師が読書をしないといけない理由について解説してきました。
読書しないといけない理由は以下の5つ
- ネタに困らなくなる
- 文章力、語彙力の向上につながる
- 話の説得力が増す
- 批判的な思考で教育活動に取り組める
- 残業時間が減る
私が一緒に勤めてきた同僚の多くは、普段からあまり読書を習慣としてこない人が多かったです。
逆にこの人は『できるな!』と感じる人は、読書を習慣としているようでした。
つまり、読書をしなくてもやっていけますが、教師でステップアップするには、読書が必須です。
読書を習慣としてみませんか?
そうは言っても読書の習慣化が難しいよと感じる人はオーディブルがオススメです。
通勤中や作業中に読書することができますよ。
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