【歴10年の教師が語る】教師という仕事が『楽すぎ』と言われる理由!偏見5選
- 教師は楽すぎ。
- 本当に楽な仕事なの?
- なんで楽な仕事って言われてるんだろう。
教師という仕事は、決して楽な仕事ではありません。しかし、教師は楽な仕事と誤解や偏見をもたれることもあります。
この記事では、教師歴10年の私が、教師という仕事に対する偏見を紹介します。
この記事を読むと、教師に対する偏見や誤解について理解することができます。
この偏見や誤解は私自身が周りの人から言われた内容や私の同僚が言われた内容から書いています!
最近では、そういった偏見でものを言われることは減りましたが、教師になろうとしている人は、知っておいて損はないと思います。
ぜひ参考にしてください。
教師が「楽すぎ」と言われる理由!5選!!
私は教師をしてきて、大変な仕事だと感じることが多くありました。その分、やりがいも多くあるのですが・・・
ここでは、教師が「楽すぎ」と言われる5つの偏見を紹介します。実際に、私が友人や身近な人の言われたものや同僚から聞いた内容を紹介します。
それは次の5つです。
- 夏休みや長期休暇の存在
- 授業時間だけに注目
- 見えにくい労働
- 「教える」という行為の社会的偏見
- メディアの影響
夏休みや長期休暇の存在
『楽すぎ』という人は教師が長期休み中は仕事をしなくてもいいと考えています。
長期休みになると夏休みは40日以上、冬休みは10日以上、春休みも10日以上、生徒が来ない日があります。
このイメージから「休みが多い=楽」という印象を与えることがあります。
児童生徒が来ない長期休みは普段よりは忙しくなくなるのも事実です。
しかし、生徒が来ないからといって、仕事がないというわけではなく、部活動の指導、三者懇談、長期休み明けからの準備、研修、書類作成など様々な業務があります。
仕事をしていないというわけではありません!!
授業時間だけに注目
教師は「授業をしていればいいからいいよね」という偏見があります。
教師の仕事は授業だけではなく、授業の準備や教材作成、採点、保護者対応、クラブ活動の指導など多岐にわたります。
しかし、授業時間だけを見ている人には、その全体像が見えにくいことがあります。
教師はやることが多く、私も新任教師のときに、「こんなこともするの?」と思いました!
見えにくい労働
教師の多くの仕事は授業外の時間に行われるため、外部から見えにくいという特徴があります。
家に仕事を持ち帰ることを禁止している学校もあるのですが、内緒で家に持ち帰る教師もいます。家でテストの採点をしたり、教材を作成したりします。
私の知り合いの教師は、17時ごろ帰宅すると、内緒で仕事を持ち帰り、自分の子どもを寝かしつけ、深夜まで仕事していると話していました!
そういった見えない労働は労働時間に含まれないと見なされることがあります。
見えていないだけで労働時間は膨大という教師もいることは事実です。
「教える」という行為の社会的偏見
一部の社会的偏見として、教育職に対するリスペクトの欠如しているという問題もあります。
小学生や中学生の簡単な内容を「教えるだけで難しくない」という誤解が存在することがあります。
わたしも教師になってわかったのですが、簡単な概念ほど教えることは難しいと感じました!
私が教えていく中で、私が当たり前に思っていることも、生徒にとっては当たり前ではない!そんなことが多くありました。
そして、学級には知的な障害の疑いのある(グレーゾーンの)子ども、教科書を読むだけで全て理解してしまう子ども、ごく普通の成績の子どもが混在しています。
理解度が違う子どもたちの中で一度に同じ内容を教えることの難しさを痛感しました。
メディアの影響
メディアや一部の報道が教師の問題や失敗を強調することで、「教師は大変な仕事をしていない」といったイメージを助長することがあります。
教師が犯罪行為をすると、公務員という特性上、新聞記事やニュースに大きく載ります。
「教師はそんな犯罪をする人間性の持ち主だ!仕事が楽だから、犯罪をしてしまうんだ!」
という意見が出てくることによって、教師は「楽すぎ」と考える人がいるようです。
実際には、教師の仕事は非常に多忙でストレスフルなことが多く、時間外労働や精神的な負担に悩んでいる教師も多くいます。
「楽すぎ」と言われるのは事実とは異なることが多いです。
教師の仕事、メリットとは?教師という仕事はメリットがたくさん!!
それでは教師という仕事に、よいところはないのか。私は、たくさんのよいところやメリットがあります。代表的なものをあげます。
安定性
教師は公務員です。そのため、教師の社会的な需要は常に存在します。福利厚生も充実していますし、給料も一般的な職業よりも高い傾向にあります。
教師は比較的安定した職業であるのは大きなメリットです
休暇と時間管理
学校のスケジュールに合わせた長期休暇(夏休み、冬休みなど)があり、他の職業に比べて計画的に休暇を取ることができます。
長期休暇以外の授業日は、残業時間が多くなりがちですが、長期休みはワークライフバランスを保ちやすいです。
自己成長
教師として働くことで、自身も常に学び続ける必要があります。
新しい教育方法や技術を取り入れること、集団の動かし方、悩みを抱える児童生徒への関わり方など、学ぶことが多い仕事です。
常に学び続けるので、自己成長にも繋がります。
やりがい
生徒の成長や成功を見ることで、大きな満足感を得ることができます。生徒が目標を達成したり、困難を乗り越えたりする姿を見守ることができます。
教師は非常にやりがい感じる職業です。
これらのメリットは、教師の仕事を非常に魅力的なものにしています。ただし、教師の仕事にはチャレンジも伴うため、バランスを取りながら取り組むことが重要です。
教師という仕事は「楽すぎ」と言われる偏見もある一方で、ブラック労働が社会問題として話題になる一面もあります。
しかし、教師はやりがいや喜びも多い職業で、経験を積むたび、楽しくなっていく職業です。
まとめ
この記事では、教師という仕事が『楽すぎ』と言われる理由である5つの偏見を紹介してきました。
その偏見は、以下のとおりです。
- 夏休みや長期休暇の存在
- 授業時間だけに注目
- 見えにくい労働
- 「教える」という行為の社会的偏見
- メディアの影響
しかし、教師という職業は偏見もある一方で、やりがいや喜びが大きいです。
教師という職業を自分の仕事にしたい人にはオススメのサービスがあります。よかったら、参考にしてください。