【一条工務店の床暖房】冬の雨の日の「さらぽか空調」生活の様子について説明します!!
「一条工務店の床暖房って本当にいいの?」
「結局、真冬だったら、家の中は寒いんでしょ?」
「すごく乾燥するって聞いたけど大丈夫なの?」
住宅を選ぶときに、空調システムはすごく大切にしたいと考える方は多いのではないでしょうか?
一条工務店の住宅に住む私も、空調システムに魅力を感じて、ハウスメーカーの選択をしました。そして一条工務店の住宅に1年住み、満足度の高い生活を送っています。
この記事では、一条工務店の住宅に住む私が実際に、冬の床暖房の生活の様子をお伝えしようと思います。今回は特に、雨の日の湿度や温度、消費電力について、実際の測定結果を使って、記事を書きました。
この記事を読むと、住宅の購入を考えていて、空調システムを大切にしたいという方は、一条工務店の住宅の「さらぽか空調」について、イメージをもつことができます。
実際に、一条工務店の住宅はどれだけ快適なのか気になるという方は最後まで読んでください。
【一条工務店の空調システム】「さらぽか空調」冬の弱点は・・・乾燥
一条工務店の空調システム(我が家の場合、さらぽか空調)は、床暖房・換気システム・住宅の構造の3つで成り立っています。さらぽか空調のこの3つについて、一条工務店のHPを用いて解説していきたいと思います。
床暖房
一条工務店の住宅は、90%で床暖房を採用しています。私が住むi-smartⅡも全館床暖房が標準設備でした。リビングはもちろん、トイレも玄関も浴室の洗い場も温かいです。床暖房のすごいところは3つ。
「体の芯まで温まる」
床暖房は「ふく射熱(遠赤外線)式」と呼ばれる暖め方です。これは岩盤浴などと同じで、体の芯からじんわりと温める効果があります
「上下の温度差がない」
暖かい空気は、上に向かって流れていきます。床暖房は床から暖めるので、効率よく部屋を温めてくれます。
「火を使わないので安心」
床暖房の設定温度は高くても30℃、だいたい28℃ほどです。低温火傷の心配もありません。
(出典:『全館床暖房-一条工務店』)
換気システム
一条工務店の換気システムは「ロスガード90」というものです。これは、快適な温度と湿度に調節して換気してくれるシステムです。厳密には我が家の「さらぽか空調」はこの「ロスガード90」ではないようですが、冬に関してはほぼ同じシステムのようです。
このシステムでは、冬場であれば、乾燥した冷たい空気を、湿度と温度を上げて、室内の状態に近づけて、室内に入れてくれるのです。
「ロスガード90」は室外の空気を室内の空気を90%ほどに近づけて送り込んでくれます。
室温20℃、外気0℃であれば、18℃にして室内に送り込んでくれます。
(出典:『熱交換換気システム「ロスガード 90」-一条工務店』)
住宅の構造・・・超気密、超断熱構造 高性能ウレタンフォーム
一条工務店の住宅は、「高性能ウレタンフォーム」という断熱材を使っており、超気密・超断熱の構造になっています。
要するに、住宅の壁の隙間が少なく、壁も熱を伝えにくい構造になっているため、室温と湿度を保つことができます。外壁、天井、床、すべてに使っているので、熱を逃しません。
また、窓ガラスも逃しづらい構造になっています。そのため、電気代を節約することに繋がっているのです。
この3段構えで、快適な湿度と温度になっています。私は家の中では常に半袖です!
弱点は・・・乾燥
しかし、そんな快適な家でも、弱点はあります。それは、乾燥です。
冬は乾燥しますが、一条工務店の住宅の中もかなり乾燥します。冬の快適な湿度は40%〜60%といわれています。どこの住宅でも同じだと思いますが、一条工務店の住宅の中でも加湿器をつけないと20%台まで乾燥します。
さきほど、紹介した換気システム「ロスガード90」を使うことで、乾燥した寒い空気を室内の湿度と温度に近づけてくれます。しかし、冬はそもそも外気が乾燥していること、室内の温度が外気と比べると高いことなどが原因で、室内でも乾燥を感じます。
その弱点を克服するためにしっかりと加湿器をつけることをおすすめします。私の家では各部屋に加湿器をセットしています。
【一条工務店のさらぽか空調】冬の雨の日の様子とは
ここからは実際に私の住宅の測定値を用いて、住宅のイメージを紹介します。普段は加湿器を使って、湿度を調整しますが、今回は1日中加湿器をつけませんでした。冬の雨の日の一日の気温と湿度の測定結果です。
設定温度:28℃
我が家では設定温度を28℃にしています。寒さを感じることがあれば、これよりもあげますが、基本的に28℃くらいです。28度に設定するとだいたい室温は25℃前後になります。
以下は測定結果です。湿度が90%以上はHIという表示になります。
深夜0時ごろ 雨
外気:気温13.5℃ 湿度 HI
室内:気温25.0℃ 湿度52%
朝8時ごろ 雨
外気:気温15.0℃ 湿度 HI
室内:気温25.0℃ 湿度52%
昼12時頃 くもり
外気:気温16.5℃ 湿度82%
室内:気温25.7℃ 湿度53%
夕方6時頃 雨
外気:気温14.0℃ 湿度 HI
室内:気温25.2℃ 湿度49%
深夜0時頃(次の日) くもり
外気:気温10.9℃ 湿度55%
室内:気温25.4℃ 湿度48%
結論、冬の日でも雨が降れば、加湿する必要がなくなります。また、空調システムのおかげで、湿度も温度も快適な数値に保たれて過ごしやすかったです。
また、晴れた日と比べると、今回のような雨の日では朝の冷え込みがなかった分、消費電力は抑えられました。
冬でも雨の日は、加湿は必要ありませんでした。
【さらぽか空調】湿度は?乾燥は感じない。
雨の日、湿度は1日を通して、50%前後に保たれ、乾燥を感じませんでした。一条工務店の住宅でも、冬は乾燥対策が必須になってきますが、雨の日は乾燥対策は必要ありませんでした。当たり前といえば、当たり前です。
しかし、室外は常に湿度80%超えで、外はしっとりとした感じでした。しかし、空調システムによって、室内は50%前後という快適な湿度になっていました。また、これだけ湿度が高いと結露が発生することもあります。結露も発生しませんでした。
結露によって、カビやダニも気になりますがそういった心配も少なくなります。
衛生面でも空調システムは大活躍でした。
【さらぽか空調】温度は?朝の冷え込みがない分、温度安定!
1日を通して、温度は25℃程度で安定して、室内は半袖で過ごせました。
冬の日の朝は、晴れると放射冷却によって、布団の外に出るのがつらいということもあるでしょう。一条工務店の住宅に住んで、布団から出ることがつらい寒さを感じることはなくなりました。
しかし、朝、冷え込むと、「あれ?すこしだけ寒い?」と感じることもあります。そのときは室温が23℃くらいになっています。
雨の日であれば、急な冷え込みもないので、安定して25℃くらいになり、「あれ?すこしだけ寒い?」を感じることもありませんでした。
ちなみにヒートテックを着ると暑いくらいでした。
【さらぽか空調】消費電力は?晴れた日と比較すると、少なくなる!
よく晴れた日と比べると、消費電力は抑えられました。
測定した日の私の住む地域の気象条件(気象庁HPより)
晴れた日(12月上旬)
1日の平均気温:10.3℃
最高気温:20.3℃
最低気温3.1℃
雨の日(今回の測定日)
1日の平均気温:14.3℃
最高気温:17.6℃
最低気温10.4℃
平均気温は4℃ほどしか変わらりませんが、最低気温は7℃以上差があります。晴れた日は気温差が大きくなることがわかります。
晴れた日の消費電力
1日の消費電力21.792kWh(以下、各時間の消費電力を抽出しました。)
深夜0時 0.631kWh
早朝3時 2.247kWh
朝6時 0.692kWh
朝9時 0.680kWh
昼12時 0.643kWh
昼3時 0.516kWh
夕方6時 0.637kWh
夜9時 0.740kWh
雨の日の消費電力
1日の消費電力17.848kWh(以下、各時間の消費電力を抽出しました。)
深夜0時 0.992kWh
早朝3時 1.401kWh
朝6時 0.547kWh
朝9時 0.586kWh
昼12時 0.549kWh
昼3時 0.501kWh
夕方6時 0.703kWh
夜9時 0.622kWh
消費電力は、雨の日の約4kWhほど抑えることができました。「新電力料金目安単価」によれば、1kWhあたりの平均的な電気料金は31円です。よって、4kWhは124円ほどの違いが生じます。
なぜ差が生まれたかというと、1日を通しての気象条件の違いもありますが、早朝の消費電力の差が大きいと思われます。
晴れた日は放射冷却によって冷え込みます。そのため室内の温度を保つために多くの電力を消費します。晴れた日と雨の日で早朝3時の消費電力は1.6倍の違いがありました。
エアコンなどでもそうですが、急に温度をあげようとするとフルパワーになります。そのフルパワーが消費電力を大きくします。雨の日は夜から朝にかけて徐々に温度が下がっていくので、消費電力が抑えられました。
雨の日は朝の消費電力が多くなる時に、消費電力を抑えることができました。
【一条工務店の太陽光発電】雨の日の発電量とは
雨の日は消費電力が抑えられますが、太陽光発電で発電できない分、電気代は高くなってしまいます。
晴れた日と雨の日の発電量を比べると、約30kWhほどの発電量の違いがありました。
我が家の契約では、1kWhあたり17円の売電価格ですので、1日で510円の違いが生じました!
晴れた日の発電量:37.728kWh
雨の日の発電量:8.089kWh
【さらぽか空調】冬の雨の日、一日を通しての感想
冬の雨の日、一日を通しての感想は、雨の日でも快適です。特に湿度の面ですごく快適に感じました。50%前後という快適な湿度に1日を通して保たれたからです。
結露が発生しないということもすごく快適に過ごせる理由となりました。以前住んでいたアパートでは、冬になると結露がすごく気になりました。
その結露によって、窓際にカビが発生し、それを掃除することがすごく大変であったことを覚えています。
やはり、湿度の面から考えても一条工務店の空調システムは快適に過ごせました。
まとめ
この記事では、一条工務店の住宅に住む私が実際に、冬の空調システム(床暖房)の生活の様子をお伝えしました。今回は特に、雨の日の湿度や温度、消費電力について、実際の測定結果を使って、紹介しました。
一日を通して湿度は50%前後に保たれ、28℃に設定すると気温も25℃程度に保たれました。また、結露なども発生せず、快適に過ごせました。
消費電力は晴れた日とくらべると低くなり、太陽光発電の発電がない分、費用として大きくなるという結果です。
一条工務店の住宅に住む私も、空調システムに魅力を感じて、ハウスメーカーの選択をしました。
一条工務店の住宅は高級住宅ですが、それに見合うだけの快適さがあります。住宅を考えているのなら、一度、資料請求などをして検討してみてはいかがですか?