【一条工務店の外壁】ハイドロテクトタイルは1年経っても、本当にきれいなのか?
「一条のハイドロテクトタイルって本当にいいの?」
「メンテナンスがいらないと聞いたけど、本当?」
「ハイドロテクトタイルの実際の性能が気になる!!」
住宅は購入してからも、維持費にもお金がかかります。一般的な住宅は、塗装などで10年に1度メンテナンスが必要です。
しかし、一条工務店の外壁に設置するハイドロテクトタイルは、30年に一度のメンテナンスで、外壁がきれいに保たれるというのです。すこし疑問を感じた方もいるのではないでしょうか。
私は、一条工務店の住宅に1年住み、満足度の高い生活を送っています。
この記事では、ハイドロテクトタイルの性能について、実際に住んでいる私の感想を交えて説明します。
この記事を読むと、ハイドロテクトタイルについての理解が深まり、実際に設置した方がいいのか考えるヒントになるでしょう。
実際に、一条工務店の住宅に興味があり、メンテナンスに費用と時間をかけたくないという方は最後まで読んでください。
【メリット紹介】ハイドロテクトタイルとは?雨と光で汚れを落とす外壁!!
そもそも一条工務店のハイドロテクトタイルとは、外壁に貼るセルフクリーニング機能をもった耐久性に優れたタイルのことです。
そのセルフクリーニング機能とは、汚れにくく、汚れたとしても太陽光と雨水で汚れを落としてくれるものです。
このハイドロテクトタイルを外壁に貼ることによって、メンテナンスの回数も費用も抑えることができます。
セルフクリーニング機能のメカニズム
このセルフクリーニング機能は以下3つによって成り立っています。「吸着を抑える」「汚れを落ちやすくする」「洗い流す」です。(出典:『一条の「ハイドロテクトタイル」-一条工務店』)
「吸着を抑える」
一条工務店のハイドロテクトタイルは汚れの吸着を抑える性質を持っています。なぜ、吸着させないのか?ハイドロテクトタイルは高い「親和性」をもっています。
この親和性とは、水になじみやすいということです。つまり、タイルの表面が水に馴染みやすいということになります!
水になじみやすいので、空気中の水分を使って、水膜を作ります。その膜によって、ちりやホコリを吸着させにくいという性質があります。
空気中の水分で表面に水膜を形成。静電気による汚れの吸着を抑えます。
「汚れを落ちやすくする」
このハイドロテクトタイルの表面についた油汚れは、光の力によって分解されます。ハイドロテクトタイルは、材料として酸化チタンという物質を使用しています。
この酸化チタンの表面に太陽の光(紫外線)が当たると、活性酸素が発生します。この活性酸素によって、排気ガスなどの含まれる油汚れを分解します。
その結果、汚れを浮き上がらせることができます!
排気ガス・排煙などの油汚れには、光触媒の分解力が効果を発揮!紫外線によって活性酸素が発生し、油汚れを分解。付着力を弱めます。
「汚れを洗い流す」
最後に、浮き上がらせた汚れを雨水を使って、洗い流します。雨が降れば、自動的に洗い流されます。また、汚れが気になるようであれば、水拭きをすることによっても洗い流すことができます。
ハイドロテクトタイルはメンテナンス費用が抑えられる!!
ハイドロテクトタイルと一般的な塗装の住宅とでは、メンテナンスコストに50年で約740万円の差が生まれます。
一般的な住宅の場合、10年に一度、外壁を再度、塗装することが必要になります。そして、30年に一度、シーリング材の打ち替えをする必要があります。
しかし、ハイドロテクトタイルであれば、30年に一度、シーリングのメンテナンスが必要になるだけになります。
ちなみに・・・
ハイドロテクトタイルの耐久年数は60年です。60年後に下地とタイルの張替えが必要となり、250万円ほどかかります。
60年後に住宅に住み続けているかは不明ですが・・・
その他にも、一条工務店の住宅は、お得になるところがたくさんあります。気になる方はこちらの記事をご覧ください。
その他にも・・・
その他に、そもそもよごれがつきづらい。変色に強い。劣化に強い。傷に強い。火や熱に強い。水や寒さに強い。など優れているという特徴があります。
ハイドロテクトタイルのデメリットとは?価格とカラーバリエーション!!
ハイドロテクトタイルは優れた外壁タイルです。しかし、メリットがあればデメリットも存在します。それは価格が高額ということとカラーバリエーションが5種類しかないということです。
ハイドロテクトタイルの価格とは?一坪1.3万〜1.6万円!
ハイドロテクトタイルは一条工務店のグラン・スマート、グラン・セゾン、アイ・スマート、アイ・キューブという商品(住宅)に設置することができます。
グラン・セゾンであれば、標準装備ですが、アイ・スマートであれば坪単価1.3万円。アイ・キューブは坪単価1.6万円になります。なお、この価格よりもキャンペーンなどで安くなることはあるようです。
我が家(アイ・スマート)の場合、施工面積は35.70坪で48万3600円
48万3600円÷35.70坪≒1万3546円/坪
だいたい1坪あたり、1万3000円ほどです。
我が家の場合は、メンテンナスの費用や手間を考えれば、格安であると判断してオプションでしたが、設置することを決めました。
メンテナンス費用を考えれば、安いですね。
一条工務店の住宅のその他のコストについてはこちらをご覧ください。
カラーバリエーションは5色しかない
ホワイト、オレンジ、ブラウン、ブラック、ピンクから選ぶことになります。バリエーションはまだまだ少ないですね。
一条工務店の住宅の外観は似ていることが多いと言われます。その一因はカラーバリエーションが要因かもしれません。
カラーバリエーションが少ないのは大きなデメリットですね。
その他のデメリット
30年後には、メンテナンスが必要。
流石にメンテナンスフリーというわけにはいきません。シーリング(タイルとタイルの間)にメンテンスが必要になります。
その費用はおおよそ70万円です。一般的な住宅と比べると、メンテナンス費用は抑えられますが、それでも費用はかかります。
資金に見通しをもっておくと良いですね。
必要であるという見通しを持っていれば、用意できないお金ではありません。
耐久年数は60年で、保証期間は2年と短い。
耐久年数は60年とかなり長めです。60年後も住んでいるかどうか怪しいです。
しかし、それに対して保証期間は2年と短いです。2年以内であれば、保証してもらえるが、それ以降になにかあった場合は自費ということになります。
しかし、契約内容にもよりますが、自然災害や突発的な事故であれば、火災保険で対応されるようです。
保証期間が2年というのはすこし短い気がしますが、耐久年数の60年は驚きの長さです。
ハイドロテクトタイルの1年後を公開!1年後もきれい!!
理論的にはきれいが長続きしますが、実際の状態はどうなんだと感じる方もいると思います。 実際の我が家の状態を紹介します。
入居して日が浅いので、あまり参考になりませんが、確認ください。我が家はブラックとホワイトの2色のタイルを使っています。
入居して1年とまだ日は浅いですが、我が家のハイドロテクトタイルの状態はこのような感じです。
(林の面している)住宅の東側のタイルの状態
(道路に面している)南側のタイルの状態
(隣の住宅と面している)北側のタイルの状態
(隣の住宅と面している)西側のタイルの状態
やはり、どこもきれいです。私の住宅は住宅地ですので、車通りは多くありませんが、南側は道路に面しています。その南側も変わらずきれいということはハイドロテクトタイルのセルフクリーニング機能を発揮してる証拠だと思います。
これからもきれいかどうか観察するのが楽しみです。
まとめ
この記事では、一条工務店の外壁に使用されているハイドロテクトタイルの特徴について解説してきました。また、実際の私の住宅から、1年経っても、本当にきれいなのかどうかを検証してきました。
ハイドロテクトタイルはセルフクリーニング機能とメンテナンス費用で大きなメリットがあります。
ハイドロテクトタイルはセルフクリーニング機能によって、雨水と太陽光によって外壁の汚れがつきにくく、ついたとしても分解し、きれいに保たれます。
また、メンテナンス費用も、一般的な住宅と比べると、大きく削減でき、手間もかかりません。
逆にハイドロテクトタイルのデメリットは、価格とカラーバリエーションになります。
カラーバリエーションは5色しかなく、自分の個性を出したい住宅には向いていません。
また、価格は坪単価1.3万円〜1.6万円かかります。我が家の場合、約48万円かかりました。
我が家は1年経ちますが、とてもきれいな外壁を保っています。まだ1年なので、これからの変化も少し楽しみです。
住宅を考えており、「メンテナンスがめんどくさい」「費用を抑えたい」と感じる人は一条工務店の住宅でハイドロテクトタイルを検討してみてはどうでしょうか?