【一条工務店】「さらぽか空調の弱点」12時間、加湿器なしだとどのくらい乾燥する?
「一条工務店の住宅は冬、すごく乾燥するって聞いたど本当?」
「加湿器をつけないとどのくらい乾燥するの?」
「加湿器なしでも冬を乗り切れる?」
一条工務店の住宅は全館床暖房が標準でついてきます。家のどこにいても、冬はかなり快適に過ごすことができます。
私は2022年の秋から一条工務店の住宅に住み、「さらぽか空調」という空調システムを使って快適に生活しています。
しかしその快適さと引き換えに、冬の乾燥する時期は、家全体が乾燥してしまうという弱点があります。
この記事では、「さらぽか空調」を導入している住宅で、加湿器を12時間切るとどのくらい乾燥するのか確かめ、その結果から考察しました。
この記事を読めば、一条工務店の冬の乾燥の様子がわかります。
結論、一条工務店の住宅について理解が深まり、一条工務店で住宅を建てるのかどうか決めるヒントになるでしょう。
一条工務店のさらぽか空調の弱点とは 冬の乾燥について
一条工務店の住宅は、冬に本領を発揮します。私は、快適すぎて旅行に行って、ホテルに泊まることもためらってしまうほどです。
家から出たくなくなります!
しかし、そんな快適な住宅にも弱点があります。それは「乾燥」です。
冬の快適な湿度はだいたい40%〜60%と言われています。しかし、油断すると、30%くらいまで、ひどいと20%まで下がってしまいます。冬はどの住宅でもそうだと思いますが、加湿器は必須です。
しかし、一条工務店の空調システム「さらぽか空調」の優れたところは、「保湿設定」があると言うことです。この保湿設定をすることである程度は保湿してくれます。
どのくらい保湿してくれて、加湿器をつけないとどのくらい乾燥するのか検証しました。
ある程度は保湿してくれます!うれしい機能です!!
12時間、加湿器をきるとどうなるのか
今回の検証では、「保湿設定」にしたまま、昼12時間加湿器を切ると、湿度40%から37%と3%下がりました。
くわしい検証結果は以下のとおりです。
- 34.32坪 i-smartⅡ
- エコキュート完備のオール電化
- 一階 リビング、キッチン、浴室、トイレ 等
- 二階 寝室、ウォークインクローゼット、洋室、洋室、トイレ 等
- 夫婦2人と幼い子ども1人
- 「全館さらぽか空調」は約51万円
- 天井にサーキュレーター付き
気象条件は以下の通りです。(気象庁のデータベースより)
天気:晴れ
最高気温:18.6℃
最低気温:1.2℃
空調システムの設定は以下の通りにしました。(前日の夜の状態)
床暖房の設定:温度28℃ 保湿設定
今回は朝の7時に検証をスタートしました。
外の気温:ー1.4℃ 湿度:ーー
私の地方では、朝は冷え込みマイナスの気温になりました。
1階の浴室:23.6℃ 湿度:44%
2階の廊下:23.6℃ 湿度:42%
2階の洋室:23.5℃ 湿度:40%
朝の冷え込みの影響で室内はすべて23℃以上で湿度も快適な基準である40〜60%にギリギリなっています。
私の住宅は普段は25℃前後ですので、23℃というのはいつもよりも肌寒さを感じます。しかし快適なのは変わりないです。
さすが全館床暖房です。家の中であれば、いつでもどこでも快適です。
それでは、夜7時まで12時間加湿器を切ります。
12時間後の結果は以下のようになりました。
外の気温:5.9℃ 湿度:49%
1階の浴室:25.4℃ 湿度:37%
2階の廊下:25.3℃ 湿度:37%
2階の洋室:25.3℃ 湿度:38%
朝と比べると、外の気温も室温も高くなりました。いつも通り25℃ほどの室温に戻りました。湿度も37%前後まで下がっています。快適な湿度の目安である40%を下回りました。
快適な湿度よりも低くなりました!
体感、すこし乾燥を感じる
検証の結果、12時間加湿器を切ると湿度は2〜7%ほど下がり、乾燥を感じる湿度になりました。
加湿器を切って、12時間経過すると・・・
1階の浴室:44%→37%(7%減少)
2階の廊下:42%→37%(5%減少)
2階の洋室:40%→38%(2%減少)
1階の浴室はもともと湿度が高めであったので、7%減少しました。
2階の洋室は2%の減少ですみました。
今回の検証から、12時間、加湿器をつけないと一番大きいところでは湿度は7%減少しました。
体感としては40%をきっていることもあり、なんとなく乾燥を感じる程度でした。
さらぽか空調の保湿設定になっていることもあり、大きな湿度の減少はありませんでした。
今回は外の湿度が50%以上あり、外気はそこまで乾燥していないので、大きく湿度が減少しなかったのではないかと考えられます。
しかし、結果から空調システムによる保湿効果があったことが伺えます。
天候の状況により、若干の変化はあると思いますが、空調システムの優秀さがわかります!
乾燥対策のおすすめ
保湿設定しても、多少は乾燥します。しかし、乾燥対策をすれば快適に生活することができます。私が行っているおすすめの加湿対策を紹介します。
- 加湿器は必須!!
- 部屋干しをすると、一石二鳥!
- 入浴後は浴室を開けよう!!
さらぽか空調とは別に一条工務店の住宅には加湿の対策を行った空調システムもあります。気になる方はこちらの記事をご覧ください。
加湿器は必須!!
加湿器をつけることは必須です。一条工務店の住宅は、冬、加湿器をしっかりとつけて加湿することが大切です。
しかし一度、快適な湿度になれば、その湿度を保湿してくれるので、その湿度が長続きします。
これ以上の乾燥対策はありません!
部屋干しをすると、一石二鳥!
洗濯の部屋干しをすると、洗濯物が外で干すよりも早く乾き、室内の加湿にもなるので一石二鳥です。
冬は洗濯物を外に干してもなかなか乾きません。しかし、一条工務店の住宅であれば、室内の温度が25℃ほどなので、一晩もあれば洗濯物は乾いてしまいます。
また、さらぽか空調であれば天井にサーキュレーターがついています。その風を当てることでより早く乾きます。
加湿なりますし、洗濯物もすぐに乾きます。
しっかりと乾くので、部屋干しの嫌な匂いもありません!
入浴後は浴室を開けよう!
入浴後、浴室のドアを開ければ室内の加湿になります。
ドアを開けることで、浴室の換気になります。浴室の湿気を逃がすことでカビの発生を防ぎ、空気の循環を促進して清潔な環境を保つことができます。
全館空調の家でなければ、一部屋ごとにエアコンなどの暖房器具で暖めます。そのためドアは締め切り、各部屋は独立しています。
しかし、一条工務店のように全館空調であれば、どの部屋も同じ温度で暖かいので、ドアは開けることができます。
各部屋が独立していないので、浴室などの湿気を他の部屋の加湿に使うことができます。
浴室のカビの発生を抑え、家全体の加湿につなげることができます。
衛生的にも浴室を開けたほうがいいですね!
まとめ
この記事では、一条工務店の住宅の弱点である冬の乾燥について解説してきました。
空調システムの保湿設定にし、12時間、加湿器を切ると湿度はどうなるか検証しました。その結果、家の中は、30%前半の湿度となり、少し乾燥を感じる状態になりました。
住宅の中は乾燥を感じる状態ですが、保湿されているのでカラッカラというわけではなく、加湿器を切っていたわりには保湿されたように感じます。
一条工務店の住宅は簡単な乾燥対策を行えば、十分に快適な生活を送れます。
ぜひ、住宅を考えている方は、一案に入れてください。